不機嫌な人に振り回されないようにするには…?と考える、優しいあなたへ
こんにちは。
高島友美です。
このブログでは、コミュニケーションや声に関して、実践的な情報から心持ちまでお伝えしているブログです。
今日は、コミュニケーションに関して、メンタル問題を取り上げていきますね。
今回は少し毒舌回ですが、私なりの体験談も交えてお伝えします。
「苦手な上司がいます…。」
時折、耳に入ってくるお悩みがあります。
「どうしても苦手な上司がいます。
こちらがどんなに気を使って対応してもムスッとされたり、無視されたり。
理不尽なことばかりで、とてもツラいです…。
朝、出社するのが億劫で仕方ありません。
どうしたらいいのでしょうか?」というご相談。
新入社員の方や、もちろん長年頑張ってお勤めされている方でも在り得るケースです。
もちろん、と言ってはなんですが、私にもたくさんそういった経験があります。
当時私はもっともっと若く、当然無知なこともあったかもしれませんが、会う度に(仕事をご一緒する度に)機嫌が悪い方がいました。
そしてもちろん一人だけではなく、、。プライベートも合わせると、今までどれだけそのような方に出会ってきたことでしょうか…。
どんなに気遣ってみても…
その当時の対処策としては、やはり自分が気遣える部分は気を使いました。
言葉も慎重に選び、仕事ももちろん真剣にして、コミュニケーションを取るようにしてアドバイスを伺ったり。
足りない技術があれば、それを達成するために取り組んできたつもりです。が…。
時折にこやかに接してくれるかと思いきや、次に会う時はまたイライラ顔。
言葉が悪いですが、「よくもそんな、毎回への字口でいれますね~!」というくらい。
でも、他の人(例えば年齢的に大人だったり立場がある方、ご自身が認めている方)に関してはニコニコしたり普通に話したり…。
そんなことばかりが続くと、機嫌を伺うことも、その方に寄り添うことも何だか無駄に感じました。
そして何より、悲しくなるし侘しい気持ちになるのです。
「これが私のしたかった仕事!」をしていても、その方と仕事をする時は何だか面白くないと感じて(笑)幾度となく「逃げたい」「辞めたい」と思いました。
それくらい、不機嫌な人が放つオーラはどす黒く、周りをも巻き込むのです。
私がとった対処法
それをまざまざと見せつけられ、実際に苦しく感じた私はどうしたか。
それは「自分の心を切り替えました」というのがしっくりくる答えかと思います。
そもそも、機嫌がコロコロ変わる方というのは、ご自身のコントロールが出来ていません。
なぜそのようなお子ちゃまな方に、振り回されなくてはいけないのか…?と自問した際に、
「悪いけど、私にはそんな暇はない」「そんな方には嫌われて結構」という結論が出ました。
その方に対する情けなど一切捨てて、最小限の会話をして(もちろんにこやかに、悟られないように)、距離を取るように心がけました。
すると何か状況が変わったか?
いえ、特に状況は大きく変わりませんでした。
でも、一番大切なのは自分の心を守ることと決めた結果…その人の機嫌を伺う自分がかなり減ったのです。
※もちろん仕事に関してのお話はする訳なので、全く話さないということはありません。
同じ土俵には立たない
仕事に関して自分がすべきことの確認や助言は伺いますが、基本的には淡々と接することに意識を向けました。
そんな自分が賢いと感じた(笑)、その自己肯定感のUPこそがキーです。
自己肯定感が上がると、その機嫌の悪い方と同じ土俵には立たなくなるのですね。
この戦いに、「負け」でもなく、「逃げ」でもなく、「恐れ入りますが、辞退させて頂きます」を選択しました。
そのうちに「また機嫌が悪いなんて、毎日毎日大変ですね〜。」と思えるようになったのです。
これこそが本当の「スルー力」だと感じています。
自分で自分の機嫌が取れない方を、他人は治せません。
そして、こちらがどう接しようとも変化がない方は、どうしても一定数いらっしゃいます。
いい大人になった今でも、こういう人に時折出会いますが、その人が不機嫌なのはその人の問題です。
もちろん、人としての相性や何かしらの事情があるかもしれません。
でも理不尽な行動をとる方に、こちらの繊細な感情などは通用しないと捉えた方が良いでしょう。
コミュニケーション能力を高めた先には
そして、上記のようなお悩みをお持ちの方で、一歩踏み出した方がいます。
憧れの仕事に就きましたが、一生懸命頑張っても先輩に無視されたり、嫌なことを言われる日々。
あまりに仕事に行くのがつらく、転職したのです。
そしてその転職した先は、とても楽しくて幸せだとおっしゃっていました。
その方その方のご事情があるのでむやみに転職を勧めることは出来ませんが、その方は「自分の心が壊れると思ったから転職した」とのこと。
またその方はお話していて、自分の思いを素直に話すことやニコニコ笑顔でいらっしゃることから、コミュニケーション力が高いと感じる方でした。
きっと面接でも自分自身の持ち味を表現でき、その想いを買われたのだろうな、と思いました。
そう、コミュニケーションの能力は高くなればなるほど、あなたの活躍の場が増えていく可能性が高いのです。
このご時世、生きていくだけでも精一杯ですから、どうしても目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちです。
ですが、コミュニケーション能力を磨けば磨くほど、違う場所で穏やかに過ごせるチャンスが掴みやすくなることもあると思います。
イヤな出来事から学ぶこと
また、その「不機嫌な人」から学んだことも多々あるでしょう。
こういった理不尽な思いをされた方は、ほぼ皆さん「あんな人みたいにならないようにしたい!」とおっしゃいます。
「自分がされて嫌だったことは、しない」という思い。
その気づきを得た方がどれだけたくましく、優しくなれるか。
答えは明確です。
きっと今後、後輩にも穏やかに接することが出来、人としてあたたかいものを持ち続けることでしょう。
その結果として多くの方に慕われることも予想できますね。
そう、あなたは「理不尽な方」と直接勝負せずとも、技量をもって「勝てる」はずです。
人は色んな人や事柄に心を左右される生き物。
でもどんな時だって、あなたがあなたのココロを優しく包むことが一番大切です。
そのためには時に毒づいたユーモアを交えて生きていって良い。
私はそう思います。