思いが伝わらないのは表現力不足かも?あるモノですぐ出来る実践レッスン

こんにちは。
高島友美です。

このブログでは、声や話し方のお悩みに関して、アドバイスなどをお伝えしています。
ちなみに、こちらの情報は私が今までラジオやナレーション業界で培った、オリジナルのノウハウです。
つまづきながら、ころびながら、すりむきながら(笑)短大時代から「話す」仕事をしてきました。
それぞれの現場で得たもの、今まで学んできたものを是非共有させてくださいね。

表現力をUPするには

さて、今日のテーマは「表現力を上げよう」です。

表現力…簡単に言葉には出来ますが、実践となれば難しいものです。
「人と話しても、いつも何となく本心が伝わらない…」
「ニコニコ話せる人が羨ましい…」
そのようなお声もよく聞きます。
今日はぜひそんなお悩みをお持ちの方に、是非一度実践して頂きたいレッスン方法をお伝えします。

表現力とはどんなもの?

ところで、表現力とは一体どんなものなのでしょう。
一旦、深堀していきますね。

goo辞書でひきますと
「表現力」とは、「表現する能力。」
また、「表現」とは「心理的、感情的、精神的などの内面的なものを、外面的、感性的形象として客観化すること。また、その客観的形象としての、表情・身振り・言語・記号・造形物など。」とあります。

そう、つまり「表現力」とは自分の内面を言語や表情などに表すことによって、他に理解してもらうための能力…言い換えると「スキル」なのです。

このスキルが上がると、あなた自身のことをより理解してもらいやすくなります。
「表現力」と聞くと何だか演技の世界の話のように思えますが、ここでは「あなたらしさ」を他者に伝える【手助けツールのような役割】と捉えましょう。

人前ではさらけ出せなくとも、誰もが心の中では表情豊かなものです。
「なんか嬉しい」
「さっきの対応、苦手だった」
「今日は疲れた」
「明日の予定が楽しみ!」など、日々色んな感情の中で私たちは生きています。

人前ではネガティブさは控えめにしたいところですが、やはり人間ですから喜怒哀楽、すべてが素直な感情。
その中でも、特にその「喜」や「楽」、そして時には「怒」「哀」を表現するために、今日は練習してみましょう。

表現力UPのために使うモノ、それは…

表現力を高めたい方におすすめする方法…それはズバリ「絵本を読むこと」です。
えっ!絵本!?と思った方も多いでしょう。
絵本なんていつから読んでいないんだろう…という方もいらっしゃると思います。

とはいえ、きっと誰もが子供の頃から一度は目にしたことがあるだろう「絵本」。
これが表現力UPには欠かせない題材となるのです。

絵本の良いところ

まず、絵本の何が良いかというと
「読みやすい」なおかつ「言葉の表現が豊か」、そして「読み方に正解は無い」ところを上げたいと思います。

ひとつずつ、詳しくお伝えしていきますね。

「読みやすい」=「理解しやすい」読み物である

まず、「読みやすい」についてはあまり説明は要らないかもしれませんね。

児童書は文字も多くなってきますが、基本的には「絵本」は彩り豊かな絵とともに文字が綴られています。
その文字数も児童書や小説などと比べれば少なく、文字の大きさも読みやすいサイズで書かれています。

今や絵本専門の書店もあるくらい、赤ちゃん~大人までを魅了する、手に取りやすい書物。
「読みやすい」=「理解しやすい」→レッスンの実践に最適なアイテムなのです。

「言葉」にもともとあたたかみがある

その絵本はなんといっても「言葉の表現力が豊か」なところが魅力です。
あらすじももちろんですが、よくカギカッコで表される「会話」がとても人間らしく素直なものが多いです。

(一例)

  • 「それ なに?」→「それ なあに?」
  • 「〇〇くんのような靴が欲しい」→「〇〇くんのような くつがほしいよう」
  • 「私が欲しいのと違う」→「わたしがほしいのは ちがうんだけどなあ」

といった、同じことを伝えていても、あたたかみのあるニュアンスがすでに出ているものが多いです。
子どもっぽい表現をしようということではなく、「子供の頃はこのような表現をして相手に伝えていたかも」ということを認識して頂ければと思います。
「~だよう」「~なあ」など、言葉の端々から伝わるニュアンスが、人間らしいと思いませんか?
なぜ少しの違いだけであたたかみが出るのか?
…それは「感情の表現が素直」だからです。

現に、赤ちゃんや子供は絵本を読み聞かせてもらうことで様々な言葉や表現を覚えていきますね。
「こんな風に言われたら、嬉しい気持ち」
「こんな風に笑ったら、心がポカポカする」など感情で得ていくものです。

オトナにこそおすすめな理由

また、読み進めるほど、絵本の無垢さに感動することも多いことでしょう。
ビジネス本などではお目にかかれない「ピュアな言葉の深さ」が絵本にはあるのです。
決まりきった綺麗な言葉を使うだけが表現力ではないと実感することでしょう。

表現力が高まれば、それを「ビジネスの際はスマートな表現に変える」のは比較的スムーズです。
「そうだよね!本来、人間ってこういう話し方や言い方するよね!」ということを絵本から感じてもらうのが大切です。

読み方は自由、でもひとつだけポイントが…

もしお近くに絵本がありましたら、是非今からでも読んでみましょう。
小声でも良いので、実際に声を出してみてくださいね。
絵本の読み方に正解はありません、そしてその絵本から受け取る感情も人それぞれでしょう。

ただ実践レッスンとして、ひとつだけポイントが…!!
それは「誰かに読み聞かせることを想定して読む」ことです。

あなたのミッションは子供を飽きさせないことと笑わせること

絵本の向こうに誰かがいることを想定…そしてその「誰か」は「幼い子供」を想定してください。
年齢は赤ちゃん~2歳くらいを目安として、そのお子さんに向けて読むように読んでください。
あなたのミッションはその子を飽きさせないことと、ニタッと笑わせることです。

例えば「いないいないばぁ」という一文があったとします。
あなたはそのお子さんを喜ばせるために、どう表現するでしょうか。

きっと「いないいないばぁ」と平坦に読むのではなく、
「い・なーい、いな~い…、ばぁっ!」なんて風になるのではないでしょうか。

そう、それが表現力です。
相手を動かそうとする、もしくはこちらの思いを表現する時、人は自然と「相手にわかってほしいから」抑揚がつきます。
それが絵本だとわかりやすく理解できるのです。

皆さんご存じの通り、子供は素直です。
こちらが伝えようとしないと「面白い」と感じないものには恐ろしいほどスルーします(笑)。
そんな社会人でも青ざめるほどのスルー力を持った子供に聞いてもらうには、どんな読み方が有効なのか…?!
考えて試してみればみるほど、あなたの表現力はメキメキ上がっていきますよ。

子供が興味を持つ読み方がマスター出来れば、その表現力は大人相手にも必ず通用します。
是非お試しください(^^♪

表現力UPレッスン承ります。
詳しくはこちらのページをご覧くださいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA