【話し方上達への道】明日の私のために、今日はしっかり睡眠をとろう
こんにちは。
高島友美です。
このブログでは、声やコミュニケーションのお悩みを抱える方へ役立つ情報をお伝えしていきます。
今日は「睡眠」についてです。
現代人の睡眠事情
あなたは日々どれくらいの睡眠をとれていますでしょうか。
毎日のことでありながら、ついついやるべきことが多いと削りがちな睡眠時間。
日本人のほとんどは睡眠不足だというデータも出ています。
厚生労働省のサイトによると、日本人の睡眠時間は平均7時間42分で、過去20年間にわたり減少を続けているようです。
ですが、この結果は平成18年度の調査結果であり、それからずいぶん時間が経過しています。
現代人の睡眠時間はさらに減っているのではないかと想像してしまいますね。
また、その睡眠不足の要因としては
- 長時間通勤やシフトワーク、受験勉強
- 24時間営業店舗の増加
- パソコン・スマホの普及
- ゲームなどの娯楽の増加
などが上げられるとのこと。
便利で快適なな世の中になりましたが、生活の夜型化が進んでいることは明らかなようです。
ついつい明日のことが気になる方へ
とはいえ、現代人は本当に多忙です。
仕事から帰宅し、夕食の準備や入浴、後片付けをしているとあっという間にいい時間に。
でも、明日は人前に出る大切な仕事があるし…。
少し復習がてら資料を読み返しておこうかな…という方もいらっしゃるでしょう。
特に人前に立つこと、人と商談することなど、何らかの形で人とコミュニケーションをとる機会がある際は「明日、恥をかかないように」という気持ちが強くなるものです。
まずはそんなあなたをご自分でも褒め称えてください。
貴重な時間を使い、まっすぐにお仕事や自分の不安なことに向き合おうという姿勢がとても素晴らしいのです。
誰でも出来ることではないのですよ。
ただ。
ただ、そんなあなたに一言だけお伝えするならば…
「今日はゆっくり寝た方が、コミュニケーションのパフォーマンスが上がります」ということです。
睡眠不足が心身に及ぼす悪影響
なぜ、明日の資料の下読みをせずに早く就寝した方がいいのか。
それは、脳を休ませてスッキリとした頭の状態のほうが情報が入りやすいためです。
夜な夜な沢山準備をして「よし!」と意気込んで寝ても、翌日、睡眠不足によって頭の回転が悪くなるほうがパフォーマンスが低下します。
つまり、あなたが持っている能力の一部しか発揮できなくなる状態になるのですね。
睡眠不足が心身に及ぼす悪影響としては
- 集中力・記憶力・判断力が低下
- ストレスの増大
- 免疫力低下
- 意欲の低下
などが上げられます。
また、寝不足だと顔色もすっきりしませんね。
このように睡眠不足は体調不良や精神機能の低下を引き起こし、脳が十分に働きません。
その結果、人とコミュニケーションを図る際にも頭の回転が悪くなり、脳と口との連動が鈍くなります。
何となく表情もイキイキせず、パッと言葉が出てこない。
目を通したはずの資料もすらすら読めないなど、思わぬ焦りの原因になることも。
そう、睡眠不足はおしゃべりの敵なのです。
睡眠時間を確保する
では、解決法としてどうしたらいいのか。
私としてはやはり「睡眠時間を確保するスケジューリングをする」がおすすめです。
明日、緊張する事柄がある時こそ、早めに眠れるように時間調整をしましょう。
前日のおすすめ事項 一例)
- 寄り道せずに帰宅する
- 夕飯はさっと食べられるもの、片づけやすいものにする
- 入浴は5分早めに上がる
- スマホやネットで夜更かしをしない
- 明日の朝確認できるように、資料を机の上などにあらかじめ準備しておく
そして、朝は1時間早めに起きる。
そのゆとりある1時間を使い、スッキリした頭で資料の確認をしましょう。
朝に資料を眺めることで、心のエンジンもかかりやすくなります。
夜な夜な下準備をして寝ぼけ眼で動き出すよりも、質の良い睡眠があなたをサポートしてくれると理解して頂けたら嬉しいです。
睡眠不足を実感
余談ですが、私も育児を始めてから圧倒的な睡眠不足となった時期があります。
その時、本当に睡眠不足は「話すこと」の天敵だと実感したのです。
睡眠が足りていないと、動き出すことも億劫になりますし、言葉もすんなり出てこない、といいますか「話したい」という欲求が低下します。
まぶたも重いし、笑顔になんかなれない(笑)。
集中力も続かないし、何となくずっとイライラ。そしてイライラする自分にイライラ(笑)。
頭が働かない、というのはこのような状態を指すのだと身をもって知りました。
「話すこと」「コミュニケーションをとること」に関して「もっとこうなれたら」と思う頑張り屋さんな方こそ、目の前のことに一生懸命になりがちです。
ですが、休息もあなたを助けてくれます。
十分な睡眠であなたの体と心を労わると、もっと明るい声が出やすく、ケアレスミスも減りますよ。
今は核家族化が進み、社会も複雑化していることで一人一人の負担も大きくなっている時代だと思います。
時間が足りない!と感じる日々だと思いますが、時には睡眠のために生活をスケジューリングしてみましょう。
ゆっくり眠れた翌日は、きっとあなたの声も輝くはずです。
人前に立つ際のメンタル調整法などもお伝えしています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。