誰でも簡単!すぐ出来てすぐ変わる!司会のコツを伝授します

こんにちは。
高島友美です。

このブログでは声や話し方に関することで、すぐに実践できるお役立ち情報をお伝えしています。

今日は「司会のコツ」について取り上げていきます。

一言に司会といえども、シチュエーションも様々。
今回は「普段、司会をあまりしない方」が司会を頼まれた場合の想定をしていきます。

司会というと大体の方がプレッシャーを感じることが多いでしょう。
人前に立つ+進行役という、場を司る役割。
想像しただけで緊張感が増しますよね。
今日はそんな方へ向けて、私が実践していたコツをお伝えします。

司会者とは

初めに。
司会者は通称MCとも呼ばれる「Master of Ceremony(マスター・オブ・セレモニー)」。
いわゆる、式をまとめる人です。
マスターとついているところに何となく圧迫感を感じますが、でも大丈夫。

式において「司会者がメイン」ということはありません。
司会者の役割は「担当する式を滞りなく進行させること」であり、実は黒子のような存在なのです。
プロの司会者はまた違った認識があるかもしれませんが、一般の方が司会を務める場合、「この式の進行を慎ましやかに務める」という認識のもと、あまり気負わずに行うほうが良いでしょう。

今回は台本ありきの司会の場合とします。
運営側、もしくはご自分で作られた台本を元に司会を行う形で進めていきます。

見た目や使い勝手を工夫しよう

それではまず、形から入っていきます。

今、あなたの手には1冊(もしくは1枚か数枚の紙)の台本。
この時点で、クリップファイルかクリアブックを用意することをお勧めします。

時折、一般の方の司会に遭遇する機会があります。
そんな時、台本をそのままお持ちなことが多いです。
もちろん悪いわけではありませんが、紙の台本はくちゃくちゃ・シワシワになりがち。
ですが、台本や紙をクリップファイルやクリアブックだけに入れるだけでとても見栄えが良くなるのです。

現に私も司会を務める時は必ず使用します。

用途としては、台本が1、2枚の時はクリップファイル。
台本の量が多い時は、ホッチキスを外して一枚ずつクリアブックのクリアポケットに入れます。
クリアブックは、型崩れしにくい、カッチリめがおすすめです。

クリップファイルやクリアブックに入れることで手に持ちやすくなり、なおかつ見た目もぐんと安定感が増すのは明らか。
背筋を伸ばしてそれを持つだけで「司会者」感が出るという、魔法のアイテムです。
色は、ビジネスシーンだと黒か紺あたりがベーシックで使いやすいと思います。

また、クリップファイルやクリアブックの内側にもメモ付箋などを張ったりできますので、何かとお役立ち。
他人様の目には触れずメモが確認できますので、見た目にも美しいです。

ペンも一緒にセットしておこう

また、クリップファイルに挟めるようなペンも一緒にあると安心です。
というのも、司会をする中で変更点や新たな注意点などもたくさん出てきます。
そんな時、クリアブックなどに挟めるペンがあると、サッと書き直しが出来ます。
※挟めないペンは必要な時に何かとどこかに行きがちですので…。


誰にその言葉を伝えたいかを意識しよう

お次は中身に入っていきます。

私が提案するコツは、最初の挨拶・お礼の挨拶・最後の挨拶だけは会場を見回しながら行おう!というものです。

一般の方の司会にありがちな例を見ていきましょう。
「皆さん、こんにちは。今日はご多忙の中、お越しいただきありがとうございます…」という一文を、台本をまじまじと見ながらお話される姿をよく見ます。
緊張されたり、間違えたくない!という気持ちはよくわかるのですが…。
これでは「台本に向かって挨拶をしている」状態になり、目の前の方に挨拶をしていることにはなりませんね。

私は台本推奨派です。
見てもいい!というよりも、安心感のためにも見たら良いと思う派です。

ですが、この最初の挨拶や、来賓のご挨拶が終わった後の「貴重なお話をありがとうございました」などの一言、最後の「本日は誠にありがとうございました」という感謝の気持ちは、台本から目を離して対象者や会場のほうを見ながら話すようにしましょう。

また、その後は、心の中で「1、2…」と数えてから台本に目を向け「それでは次は…」とすると自然な間ができ、場面の切り替えを演出できます。
そこからまたしっかりと台本に目を通せばよいのです。
この少しの違いで「ただ読むだけの司会」ではなくなりますよ。

司会をする際の注意点

そして、最後は司会者の責任についてです。

司会は気負わずに、とはお伝えしておりましたが、ここだけは要注意。
司会者の責任として何より重要なのが「人の役職・お名前(読み方)」を間違えないことです。

運営側との連絡ミス、勘違いなどで間違った情報を伝えてしまわないよう、司会前には必ず担当者や運営者と事前の打ち合わせを行い、ご紹介する方の役職・お名前の確認、式の進行の確認などをしましょう。
後で間違いが分かった際、最終的に言葉を発した司会者が責任を持つということになりますので、このあたりは厳重に確認して注意してくださいね。

司会は大変プレッシャーもありますが、一度挑戦してみれば自信がつくものでもあります。
台本をお供に、あなたらしい司会が出来ますよう願っています。

司会に関するご相談も承っております。
詳しくはこちらのページをご覧くださいませ。

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